Seven...YUKI
そこもなんとか抜け出した時、
門の外にバイクに乗ってる
光輝を見つけた。
光輝!?迎えに来てくれたのかな?
あたしは笑顔で光輝の走ったけど、
つまづいてしまった。
転びはしなかったけど封筒を落として
その中のプリントをばらまいた。
あちゃ~…もう最悪!
絶対光輝笑ってるだろうな…。
もしかしたら助けに来てくれるかも!
ちょっと期待してたけど
すぐにさっきまで絡んでた
男子達が一斉にあたしのばらまいた
プリントを拾ってくれた。
「大丈夫?つまづくなんて可愛いね~」
「よかったら今からどっか行かない?
先輩がおごるよ」
あたしは無視し、
お礼だけ言って光輝のとこに走った。
「ねぇ君。これ忘れてるよ」
急に後ろからかけられた声。
男子があたしの拾い忘れたプリントを
あたしに差し出していた。
「あっ!ありがとう」
軽く礼をしてやっと光輝のとこまで
たどり着けた。
「光輝!迎えに来てくれたの?」