Seven...YUKI


あたしは光輝と一緒に見に行った。



「雪…あったか?」



「ない」



「何番だよ」



「えっと…2254」



あたしは番号を探しながら答えた。



「2254…2254…」



ない…ない…。



「あった!!」



隣で探してた光輝が叫ぶ。



「えっ?どこどこ?」



あたしは光輝が指差すとこを見た。



ほんとだ!!



「2254!あったぁ!!」



「でかした雪!」



そう言いながらあたしの頭を
くしゃっとした。



周りの中学生や保護者は
あたし達がうるさかったのか
ちょっと冷たい目で見てきたけど
そんなの関係なしっ!



笑顔で門をでて、バイクに乗った時
思い出した。



そうだ!映画!


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