Seven...YUKI
笑顔で答えたお姉さんは
袋に入れようとしたストラップを
そのままあたしの方に差し出した。
「ちょうどお預かりいたします。
ありがとうございました」
あたしは2つのストラップを持って
レジを後にした。
自分の鍵にストラップをつけて
急いで映画館まで走る。
あっ、光輝いた!
あたしは光輝に後ろから近づいた。
「ばあっ!!!!」
「わっ!!!!!!」
おどかすとすっごいびっくりして
勢いよくあたしの方に振り向く。
あたしは自分の鍵についてる
ストラップをちらつかせながら
にこにこした。
けど、あまりにも光輝が驚いてたから、
「あっ…そんなにびっくりした?
ごめんごめん」
謝りながら光輝にさっき買った
ストラップを渡した。
「…なんだこれ」
「日頃の感謝のしるし」
うん…そういうことにしとこっ。
「…」