Seven...YUKI
「…何?委員会のこと?」
あたしは帰ろうとした気持ちを
高嶋に向けた。
その瞬間に告られた。
もちろん即答で断る。
「ごめん。本当に急いでるんだ。
じゃあまた明日」
中学から告られ慣れてたせいか
告ってきた人に対してはちょっと
失礼な態度だけど…
早く帰らないとご飯が間に合わない。
深く頭を下げて帰ろうとしたら、
「好きな奴でもいるの?」
って、自分も急いで靴をはいて
あたしについてきながら聞いてきた。
「別にいないけど」
「じゃあどういうのがタイプ?」
「関係ないでしょ」
「じゃあさ…年上とかの方が好き?」
年上…。
一瞬どきっとした。
「…別に」
「山村ってさぁ…
昔からモテてたでしょ?」
「何が知りたいわけ?」