Seven...YUKI
ちょっと得意げになる高嶋。
「違います!もう、どっか行ってよ!
警察突き出すよ!」
「分かったよ。じゃあまた明日な」
お兄さんにぺこっとおじぎをして
あたしに手を振りながら去っていった。
「なに?なに?喧嘩でもしたの?」
「違います…ただのストーカーです」
「ストーカーっ!雪ちゃん可愛いもんね」
「そんなことないです。
あっ、お兄さんのおかげで助かりました。
あたしちょっと急いでるんで失礼します」
笑顔でお礼を言って急いで家に帰った。
そして…次の日。
教室に向う途中で何度も声をかけられた。
教室まで着いてくる先輩もいる。
ひと言も話さず教室についた。
「あっ!おっはよう、雪!」
「おはよう深華」
「ってか…後ろすごいね」
「もう朝からやな感じ…」
疲れきってあたしは自分の席についた。
「仕方ないでしょ?だって雪可愛いもん」