Seven...YUKI


教室の入り口から聞こえた声。



「誰?」



深華は興味津々。



でもあたしは声の主が誰だか
すぐに分かったから頭を抱える。



「あら~高嶋だ。
雪惚れられてるんじゃないの?」



「うん…昨日告られた…」



「まじっ!?聞いてないんですけど!」



「だって言いたくなかったんだもん」



「ひどい~友達でしょ~」



そう言いながらあたしの肩を持って
あたしの体を揺らす。



「よっ!山村!おはよう」



揺らされてたあたしは
動きをぴたっと止めて高嶋を睨んだ。



「高嶋おっはよう!」



「よぉ…って、誰?」



「えっ!ひどっ!雪の友達の
望月深華ですよ?」



「あっ、山村の友達?
おぉぉぉ!望月ぃ!」



なんか意気投合してる2人。



深華と高嶋には仲良くなってほしくない。

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