Seven...YUKI
信じられない…。
何なのこいつ!?
「それあたし宛でしょ!
なんであんたが始末してんの?
それに目の前で破られて
相手の気持ちも考えたらどうなの?」
「だってどうせお前ふるんでしょ?
だったら俺が断っといてやるよ」
「何でそんなことするわけ?」
「中にはうらむやつもいるだろ?
頭いっちゃって。
その時お前危ないじゃん」
え…。
「そうなるくらいなら
俺が断っといてやるって言ってんの。
じゃあ俺忙しいから。
気をつけて帰れよ!!」
「ちょっ!!…もう」
本当に分かんない…。
いい奴なのか…ただのストーカーか。
こんなことがあってから
高嶋は毎日あたしの周りに集まる
男子を跳ね返し、
近寄れないからラブレターを書く人には
容赦なく目の前で破り歩いてる。
そのせいでキレてる男子もいるらしい。
まぁ…あたしにとっては
どうでもいいことだけど。
勝手に高嶋がやり始めたことだもん。
それに、高嶋がいくらそんなことしたって
あたしはもう…光輝のこと好きなの。