Seven...YUKI
学校で会う同じクラスの男の子より
一緒に生活してる光輝が好きなの。
もうそれは…丈を好きだった時と
まったく同じ感情。
「これ可愛くない?」
「えぇ~…あたしには似合わないよ」
確かに可愛いけど…。
こんなフリルのついてるスカートは
あたしには似合わない。
「もう!さっきからだめだし
ばっかじゃん!あたしのセンス
馬鹿にしてる?」
手にとったスカートを文句を言いながら
元に戻す深華。
「だって…ってか深華さぁ。
絶対あたしのこと勘違いしてるよね?
あたしはお姫さまじゃないよ?」
「雪はどうみてもお姫様だよ…。
フリル超似合いそうだし~」
そう言ってさっきから
乙女ちっくな服ばっかり
選んでる深華。
深華は服のセンスあるけど…
完璧あたしのことは誤解してる。
「じゃあさ、もう服じゃなくていいから、
キーホとかアクセとかでいいよ」
「うん…あたしもだんだん
その方がいい気がしてきた」