Seven...YUKI
服を見るのを止めて店を出た。
今日は来週があたしの誕生日だからって
プレゼントを買ってくれるらしい。
「でも…雪はさぁ、好みとかおいといて
どんな系統の物でも似合うから
いいよね~。
ギャル系でも、古着系でも、姫系でも。
OL風だったら絶対高校生って
分かんないと思うよ?」
「そう?あんまり意識したこと無いな」
「雪は…クール&ビューティって感じ?」
「何それ?」
「清楚な感じだけど…ちょっと
かっこいい感じじゃん?服」
「それってクール&ビューティって
言うのかなぁ~?深華語でしょ?」
「ひどっ!」
ちょっと泣きそうな顔で
お店に並んでるアクセを手に取る。
「これとか可愛くない?ブレス。
学校でもつけれるしさぁ~。
いっそおそろいにしちゃう?」
「いいね。じゃあこれがいい」
「OK!じゃあ買ってきます!」
深華はあまりジャラジャラしてない
シンプルな黒とピンクのブレスを
2つ持ってレジに並んだ。
その間あたしはアクセを見てた。
あっ…これ光輝に似合いそう。