Seven...YUKI
「深華行こう!」
あたしは深華の腕を掴んだ。
「あっ!ごめん~雪」
「えっ?」
「あたし用事思い出した!
だから高嶋!あとは頼んだ。
じゃあね雪!また明日学校で。
プレゼントは近くなったら渡す」
「ちょっ!深華!!」
深華はあたしのことなんて
無視して行ってしまった。
「頼まれちゃった…」
「はぁ?」
「どっか行く?」
「行かない。あたし帰る」
高嶋に背中を向けて歩いた。
でも…もちろん追いかけてくる高嶋。
「なぁなぁ!来週デートしよう」
「しない!絶対しない!」
「なんでだよ。
誕生日に1人で過ごすのか?」
「深華がいるもん」
「やっぱ高校生になったら
男と過ごさないとさ?」