Seven...YUKI
あたしはリビングの扉を開けて
玄関をずっと眺める。
でも…いつまでたっても光輝は
帰ってこない。
なんで?さっきの光輝だよね?
それから10分くらい経った時、
ガチャガチャ
あっ!帰ってきた!
あたしは光輝がドアを開ける前に
自分から勢いよくドアを開けた。
「うわっ!!」
「…あっ。おかえり」
「あっ…た、ただいま」
驚かせちゃった。
すっごいまん丸目であたしから
顔をそらした光輝。
「今日は鍋だよ!早く早く」
あたしはそう言いながら光輝の腕を
引っ張って家の中に入れた。
好きって…自分の中で決心したら
なんか気持ちが軽くなった感じ。
緊張してたけど…やっぱり
光輝といられるのが嬉しい。
「なんかいいことでもあった?」