Seven...YUKI
「え?…別に…」
雑巾で机を拭いてるあたしに
目を細めながら聞いてくる深華。
「でもなんか幸せオーラ出てるよ…」
「出てるわけないじゃん。深華占い師?」
あたしは苦笑いしながら
近くのいすに座った。
「まっ、そんなことはいいんだけど。
明後日の誕生日どうすんの?」
あたしと同じようにいすに座って
聞いてきた。
「どうするって?」
「あたしは一緒にいてあげられないし。
彼氏いないから…1人で過ごすの?」
「えっ!?深華無理なの?」
「あたし用事できたの~。
だから誕プレだって先に渡したんだよ?」
そうなんだ…なら早く言ってよ。
じゃあどうしようかな…。
大人しく家にいる?
それともこのさい光輝に話して
どっか連れてってもらう?
「あっ、高嶋に一緒にいてもらえば?」
「なんでそうなんの…」
「だってデートしようって言ってたし。
高嶋結構かっこいいんだしさっ」