Seven...YUKI
「そうそう。かっこいいんだしさっ」
急に出てきた高嶋。
「うわっ!びっくりした~」
普通に驚いてる深華と不機嫌なあたし。
「望月ちゃんが無理なら俺しか
いないでしょ?
ここは折れて俺とデートしよっ」
「そうだよ雪。
それとも好きな人でもいるの?」
好きな人…。
「…ちょっと望月ちゃん。
俺と山村抜けるからあとよろしく」
「はっ!?ちょっと!」
あたしはいきなり腕を引っ張られた。
深華を見てもちょっと驚いただけで
いってらっしゃ~いって手振ってる。
「ちょっと!どこ行く気!?」
そう聞いても答えない。
連れてかれたのは人のいないとこ。
着いたらいきなり手を離した。
「もう!なんなの!?」
「さっきあの男のこと考えた?」
「え?」