Seven...YUKI
「望月ちゃんが好きな人って言った時。
あの一緒に住んでる男のこと考えただろ?」
「だから何?好きな人なんだから
考えたっていいじゃん」
「明後日…その男と一緒に過ごすの?」
「…決まってないけど」
「じゃあ俺と過ごそうよ」
「いや。あんたと過ごすくらいなら
1人で寂しく過ごす方がまし」
「頼む!!」
え…ちょっと!!
いきなり土下座しだした高嶋。
「ちょっと止めてよ!本当意味分か…」
そう言いながら高嶋の体を起こそうと
しゃがんだ時。
高嶋が起き上がってあたしを抱きしめた。
「ちょっ!高嶋…」
「俺…本当に好きなんだ。山村のこと」
真剣にそういう高嶋。
「離して!」
「それとさぁ…その男は
山村のこと好きなの?」
…え?