Seven...YUKI
でもいつ言おう…。
光輝はテレビ見ながら笑ってるし…。
うー…タイミングが…。
あたしは光輝を見つめながら
ご飯を作ってた。
「そっか…家族か」
ん?何かしゃべった。
「え?光輝なんか言ったー?」
「え?いや、なんでも…」
「痛っ…!」
よそ見してたからかあたしは
指を切ってしまった。
「雪!どした!?」
あわててキッチンにかけよった光輝。
「おい、指切ったのか?」
「…大丈夫。ちょっとかすっただけ」
「何言ってんだよ。
めちゃくちゃ血出てるじゃねぇか!」
そう言いながら救急箱を探す。
「光輝…いいよ。舐めてれば治るから」
「ばか!その傷口から
菌が入るんだぞ!?」
そう言いながら急いで消毒してくれた。