Seven...YUKI
あたしは精一杯笑顔をつくって
料理の続きをしようとした時、
あたしの目の前には光輝がいて、
いつのまにか壁に追い込まれた。
「え…」
よく分からなくなって光輝を見上げた。
「光輝…?」
光輝はただあたしの目を見つめてる。
「…光輝?あの、ご飯作らないと」
「雪…俺」
そうつぶやくと光輝の顔はだんだん
あたしの顔に近づいてた。
え?何?
どうすることもできないまま
固まってるあたし。
唇が触れようとした時、
あたしに向いてた光輝の顔は下を向いた。
その瞬間なぜか涙がこぼれた。
「…もう…いい」
そう言ってあたしは自分の部屋に入った。
なんで?…分かんない…。
さっきのは何?
キスでしょ?
「…分かんないよ…光輝」