Seven...YUKI
昨日のお詫びかな…。
自分でも分かんないけど作ってみた。
あたしは本当にバカなんだなって
あらためて思う。
「おい、山村」
「…えっ…あっ」
「お前俺の話聞いてた?」
「話?」
「はぁ…お前ずっとぼーっとしてる。
俺と一緒にいるのにやめろよな」
「あっ…ごめん」
いけない。
高嶋とデートしてるのに光輝のこと
ばっかりで…何も聞こえなかった。
ってか…ここどこ?
喫茶店かな…?
頼んだ覚えも無いのにあたしは
手元にあるオレンジジュースを飲んでる。
「…もう出よう」
「え?高嶋?」
高嶋はレジであたしの分も会計を済ませて
さっさと店から出て行った。
「高嶋待って…」