Seven...YUKI
「ごめんごめん!ほら返すよ」
あたしの腕を掴んで携帯を返してきた。
あたしは何も言わずに携帯を奪って
いじりながらまた帰りだした。
うわぁ…光輝から着信長きてる…。
メールもやばい…。
なんかあったのかな。
「…ってか何でいるわけ!?」
携帯をいじってるあたしの
横に一緒に並んで歩く高嶋。
「危ないじゃん。送る」
「いい。1人で帰れるから」
「絶対危ないよ、ほら」
そう言いながら指さした方向に
4人のいかにも不良っぽい男達。
「1人でいたら絡まれるよ?」
「あんたといたところで安全だって
いいきれないでしょ」
あたしは無視してその男達の横を
通り過ぎた。
「もう山村~!」
「こんばんわ♪」
いきなり目の前に現れた男達。