Seven...YUKI
そんなあたしを見て光輝は
まるで子供みたいにあたしに抱きついた。
「あぁ~…もう!ばか!
俺がどれだけ心配したと思ってんだよ!
2時間ぐらい探しまわったんだぞ!」
光輝はあたしの目を見ながらどなった。
「うぅ…ごめんなさい」
「でも、無事でよかった」
そう言ってもう1度強く抱きしめた。
「雪…」
「…おい」
高嶋…。
あちこち傷だらけ。
あたしのせいだ…。
「…山村から離れろ」
「は?」
「お前、山村のこと好きじゃないだろ?」
「…高嶋、やめてよ」
「山村だってそうだ!
叶わない恋なんて追うなよ!
俺を見ろよ!」
…。
「おい、お前。高嶋とか言ったな」