Seven...YUKI
そう思ってると後ろから抱きしめられた。
「きゃっ!…ちょっ」
「雪。ちょっとひどくない?」
「な、なにが?」
「俺を置いて1番にモカに走るんだ?」
「え…あの」
抱きしめてるせいか耳元に
光輝の低い声が聞こえる。
やばいっ!!顔が真っ赤になる!
「そんなことされたら
イジワルしたくなるんだけど?」
「えっ…きゃっ!!」
あたしはそのまま床に押し倒された。
「こっこっ、光輝?ねぇ…ちょっと」
「俺、本気だから」
「え?」
「雪のこと本気で好きみたい」
…光輝。
「気づかなかっただけみたい。
だって…一緒の家にいれば、
よっぽどのブスならまだしも普通に…
いや、かなり可愛いこと一緒にいたら
嫌でも好きになっちゃうでしょ」
「でも…」