Seven...YUKI


「しかも…ふられたばっかだし」



そんなこと…言われても。



「気づくのが遅かっただけなんだ…」



そう言ってあたしのおでこに
優しくキスをする光輝。



その瞬間また涙があふれた。



「…光輝」



「好きだよ?雪」



そんなこと言われると…また…。



「ははっ、雪泣き虫だな~」



「…だって~」



「いいよ。でも俺の前だけな」



「え?」



俺の前だけ?



…光輝って結構束縛なのかも。



「そうだ!忘れてた!」



いきなりそう言ってかばんから
何か取り出した光輝。



「雪。あの…これプレゼント」



「え?」



「何あげていいかわかんなかったから
仕事場の人に聞いたんだけど…」


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