Seven...YUKI
●2章
驚きの結婚
目が覚めたら目の前には光輝がいた。
「んっ…」
「あっ…起きた」
「え?…あぁ。おはよ」
あたしはまぶたをこすりながら
笑顔であいさつした。
「ん?あれ?光輝…
抱きしめてくれてたの?」
「え?あぁ、わかんねぇ。
いつのまにか抱きしめてたみたい」
「ははっ」
あたしはちょっと照れながら笑った。
「そろそろ起きね?お前今日学校だろ?」
「え!あっそうだ!」
急いでベッドから降りて時計を見た。
「やばい~!遅刻しちゃう!」
朝ごはん…作ってる暇ないよ!
「もう!朝ごはんいらない!」
「え!俺の朝ごはんは?」
「パンあるから焼いて食べて!
本当にごめんね?」
制服のネクタイをしめながらそう言った。
「やばい~!このままじゃ
本当に遅刻だよ!」