Seven...YUKI
笑顔でそう答え、ヘルメットを渡した。
「じゃあ行ってくるね」
「はいはい。行ってらっしゃい」
そう言う光輝に笑顔で何度も手をふり、
門に向ったあたしはいきなり
クラスの子に囲まれた。
「ちょっとちょっと!誰あの人!」
「うわぁ!…おはよう」
「超かっこいいじゃん!!
雪ちゃんの彼氏?」
「そうだよ」
あたしは笑顔で答えた。
「まじ!!??どこで知り合ったの?
どう見ても大学生っぽいよねぇ?」
「やるねぇ!雪!」
そう言いながら後ろから背中を叩く人。
「痛っ!…もう…深華!!」
振り返ると超笑顔の深華がいた。
「っていうかさぁ~?あの男誰よ」
そう言いながらおじさんっぽく
あたしの肩に手をまわしてきた。
「え?深華も知らないの?」
「そうなの!雪ひどくない?」