Seven...YUKI


「あんたって…そんな苦しい思い
して生きてきたんだね…」



って、本当に泣きそうに
なりながら言った。



けど昨日のことを話すと
すっごいにやにやして、



「超幸せそうじゃん♪」



って、ちょっと赤くなるあたしの顔を
何度も覗き込んできた。



「あたしその光輝って人に会いたい!」



「はぁ?だめ!」



「なんでよ~!もう付き合ってるなら
別にいいじゃない!」



…そりゃそうだけど…。



でも…う~ん…。



「1回だけ!見るだけでもいいから!
朝は遠すぎて分かんなかったし。
声とかも聞きたいし…ね?」



お願い!って顔で見つめてくる。



「じゃあさっ!こうしよう?
今日放課後迎えにきてもらってよ!」



「だめだよ。光輝仕事で疲れてるんだから」



「ちょっとだけ?お願い!」



「…分かった。一応電話してみる…」



あたしはしぶしぶ光輝に電話をかけた。



PLululu…


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