Seven...YUKI
…はぁ、なんでこうなるかな。
ため息をつきながら窓を閉めた。
…ん?あれ?
グラウンドにいるのって…光輝?
光輝だ!
あたしは思わず1回閉めた窓を
もう一度開いた。
「光輝~!!」
あたしは窓から身を乗り出して
光輝に手を振った。
グラウンドにいる人がちらちら見てるけど
そんなの気にしない。
あたしの声に気づいたのかあたしを見て、
「雪!!早く来い!」
って、叫んでる。
「今行く!待ってて!」
そう言うと窓を閉めてかばんを持って
教室を出た。
急いで階段をかけおりて、
靴を履き替えグラウンドに。
いた!
誰かと話してる光輝の背中めがけて
ぶつかった。
「…ぐっ!」