Seven...YUKI
「…うん。ありがと、光輝」
…好き。
こういう光輝が大好き。
あたしは笑顔でそう言ってバイクの
後ろに乗った。
「モカ~♡」
部屋に着くなりモカに飛びついたあたし。
「雪、俺今日用があって遅くなるから
香奈さんのとこ行っててな?
そろそろ迎えに来てくれると思うから」
自分の部屋から大きな声で
話してる光輝。
「用?」
「アニキと香奈さん結婚するから
今日、両家族で食事会なんだって」
へぇ~…いいなぁ~。
「そっか、分かった。
じゃあヨネさんと待ってる。
早く帰ってきてよ?」
「あぁ~どうだろう」
「約束!あたしを1人にしない…」
そう意気込んだ時、部屋から出てきた
光輝を見て固まった。
「ん?どした?」