Seven...YUKI
「だって雪の手、ふにゃふにゃしてて
外せなかったし…」
「え…きゃっ」
そう言いながらあたしの目の前に
やってきた光輝の顔。
「もしかして俺の夢でも見てた?
寝てるのに俺に側にいてほしかった?」
「ばっ…何言ってんの!」
あたしはそばにあった枕で
光輝を叩いた。
「いって!冗談だろ?
赤くなっちゃって…可愛い~」
もう!うるさい!
あたしは光輝をにらんだ。
それと同時に壁にかけてある時計を見て
ベッドから飛び起きた。
「わぁ~…豪華だね、光輝」
「そりゃ有名な財閥の娘の結婚式だしな」
「だよね…有名人もたくさんいるし…
あらためて香奈さんがすごい人だって
実感したかも…」
シャンデリアに豪華な料理。
初めてなことばかりでテンションあがる。
芸能人に有名人…政治家とかいろいろいて
本当に華やかな場所。