Seven...YUKI
「あっ、あの…ほらっ。
この前アニキが言ってた…」
「…あぁ!えっと…光輝がはまってる」
はまってる?
「何?光輝、はまってるって…」
「いやっ!なんでもない!」
何あせってんだろう…変なの。
「こりゃ美人だな」
「ほんとっ。香奈さんも美人だけど
光輝までこんな美人な彼女が
いるなんてうちは幸せですね?」
あっ、挨拶しなくちゃ。
「あのっ…光輝…さんの
お父さんとお母さん」
あたしは2人を見つめた。
「あたしっ…光輝さんと一緒に
住んでて…その…おせわになってる
雪っていいます。はじめまして」
あたしは深々とおじぎをした。
「あらあら。ほんとに可愛いお嬢さん♪
そんなかしこまらなくていいのよ?」
「こんな息子だがよろしくね。雪ちゃん」
「あっ…はい!こちらこそ」
そう言ってまたおじぎをした。
「それじゃあ光輝、雪ちゃん。
あたし達はこれで…」