Seven...YUKI
「ちょっ!!…くすぐったっ!
あはははっ!!」
「なんだこの犬?雪知ってるのか?」
「知らないよ~。
ちょっと!もうなめないで!」
あんまりしつこい犬にいらいらしながら
おとなしくさせた。
「くぅ~ん…わん!」
「どっから来たんだろうね?」
「まさかのら犬じゃねぇだろうな?」
「えっ!うそぉ…」
でも…のら犬にしてはかなりきれい。
それに…あたしこの犬知ってる…。
「あぁ!これはすみません!」
頭の上から聞こえた声に
2人して顔を上げた。
「えっ!みっ宮聡!!!」
急に光輝が叫んだ。
「え?…宮?」
誰それ…有名人なの?
「すみません。うちのモカが失礼を。
何かおわびでも…」
「いえ、大丈夫です。
けがもありませんし」