Seven...YUKI
将来の夢
Plululu~♪
「はい、もしもし」
『もしもし。山村雪様のお宅ですか?
○○事務所の者ですが』
「…またですか?
あのお話ならお断りしたはずです」
『そう言わずに考え直してくださいよ。
保護者の方に代わってもらえますか?』
保護者…光輝でいいか。
「…分かりました。光輝」
「ん?」
「電話」
「はい、もしもし。そうですけど…何か?
お兄さん…。俺、雪のアニキじゃないし、
雪にモデルやらせるつもりもありません!
それじゃあ!」
勢いよく電話を切った光輝。
「なぁ~に?
なんでそんなに不機嫌なわけ?」
「今の電話の相手!
俺のこと雪のアニキだって…」
「しかたないじゃん。
世間からみたらあたし達は兄弟に
見えるんだよ。苗字同じだし」
そりゃカップルに見えないくらいの
年の差ではないけど…。
やっぱ苗字が同じなのはおかしい。
「それより…モデルかぁ…。
やってみようかな~…」