Seven...YUKI
「はいはい。分かりました姫」
「ならなかったら…許さないらね。
じいや」
「だから!なんで俺じいやなんだよ」
あたしは涙を拭きながら笑った。
今光輝のそばにいるのはあたしだもん…。
それだけで…十分だよね?
「光輝~早く~」
「ちょっ!まっ!」
もう!いっつも寝坊するんだから。
もう少し計画的に行動できないのかな?
せっかく楽しみにしてた海なのに…。
初めっからこんな調子で大丈夫かな…。
「こ~う~き!!!いい加減にしてよ!」
そう怒鳴るとあわてて玄関まで
やってきた光輝。
「あの…雪?実は…今仕事が入って…」
「はぁ!?ありえない!
今日仕事無かったんじゃないの!?」
あれだけ念をおして確かめたのに。