Seven...YUKI
「いいからいいから。ほら早く!!」
無理やり試着室みたいなとこに
入れられた。
「急いでよ!雪ちゃん」
「え?あっはい!」
何がどうなってんのか分からないけど
言われるがまま服を着替えた。
「可愛い…」
黄色いキャミに白いカーデ。
ティアードの白いスカート。
いつものあたしと全然違う。
でも…あたしには似合わない。
「あの…着替えました」
「あらっ!可愛い~!!
じゃあこれはいてここ座って?」
言われるがまま床に置いてあった
ミュールをはいて鏡の前のいすに座った。
「じゃあ始めるわね。お願い」
あたしを連れてきた人の後ろから
女の人がでてきて大きな箱を取り出した。
その中には何種類ものメイク道具が
あってあたしに慣れた手つきで
すばやくメイク。
続けてまた違う女の人が今度は
あたしの髪をいじりだした。
いくつもの専用の道具によって
変わってくあたし。