Seven...YUKI


結局時間が無くて海に行けなかった。



光輝の太ももに頭を乗っけて
文句を言った。



けど…光輝の反応が無い。



眉間にしわを寄せて考えこと?



と、思ったら今度はにやけだした。



たぶん…テレビのせいだ。



「…光輝…顔がにやけてる」



「えっ?…あっ…うるせぇ!」



「いやらしいこと考えてたんでしょ!
だってほらっ…」



あたしはテレビを指さした。



テレビではグラビア特集の最中。



「うわぁ!」



あわててチャンネルを変える光輝。



「やっぱり考えてたんだ…最低!」



「ばっばか!そんなわけないだろ!」



「嫌だ~…」



「お前なぁ!」



「えっ…きゃあ!あははっ」



あたしに抱きついて体中くすぐりだした。

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