Seven...YUKI
「うん…分かるよ」
光輝の言いたいことは…分かる。
あたしだってそれくらい分かる。
きっと光輝は…本気であたしのことを
心配してくれてるんだ。
「ちゃんと考えるよ。
滝…さん?だって、すぐに返事は
しなくていいって言ってたし。
光輝と一緒にスタジオに行って
見学とかしてちゃんと考える」
「モデル…やりたいってこと?」
「う~ん…でも、興味はある。
今日撮影してて楽しかったし…。
それに…光輝もいるしね」
笑顔でそう言った。
「そっか…分かった」
あたしの道。
あたしの将来のこと。
あたしにモデルの素質があるなんて
信じられない。
けど…やってみたい。
今まで興味はあったけど…
別に本気でなりたいとか思わなかった。
でも…あたしにもしモデルの
素質があるなら…。
モデルに…なりたいよ。