Seven...YUKI


どこかでけじめをつけないと
いけないんだけど…。



「はぁ…」



ご飯を作ってたあたしはため息と同時に
振り返りふきんをもって机を拭こうと
キッチンを出た時、



…ん?…また光輝…。



最近いつも光輝は机の上に
カメラの道具を広げてる。



そりゃカメラマンだし…
カメラの手入れをするんだろうから
仕方ないけど…。


「また散らかして!!
ちゃんと片付けてよっ」



大きな声で怒鳴った。



一瞬びくっとした光輝はあたしを見て
ぺこぺこしながら片付けだした。



「なんでご飯の前にするかな~。
ご飯のあとゆっくりやりなよ」



文句を言いながら光輝が片付けたとこから
ふきんで拭いていく。



もうっ!何回言っても聞かないんだから。



大体リビングでしないで自分の部屋で
手入れすればいいのに…。



あっ…部屋と言えば…。



最近香奈さんにすっごく聞かれる。



あたしと光輝がどこまでいってるのか。



最初聞かれたときはかなり
驚いたけど…確かに言われてみれば…。



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