Seven...YUKI


香奈さんのことだからやりかねない…。



だから…光輝にその話を
したいんだけど…。



タイミングが分からない。



「ごめんな~雪。ごめんな~」



しかるといつもこんなふうに謝りながら
ご飯の準備をしてるあたしに
まとわりついてくる。



おもちゃを買ってほしい子供みたい。



こんな光輝にどう話せと?



「もうっ!光輝じゃまっ!
ご飯の準備できないでしょ」



「ごめんな~ごめんな~」



しかも棒読み。



「絶対本気で謝ってないでしょ?」



だんだんいらいらしてきた。



「ほらっ。もういいから食べよ」



準備をしてテーブルについた。



「いただき~す…うん、美味い!」



おいしそうに食べてる光輝。



これだけでもすっごく幸せ。



だから…何も部屋一緒にしなくても…。



ぶー…ぶー…


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