Seven...YUKI


深く礼をした。



「どうした?学校は…」



「渡部さん。昨日発売のSevenに
俺が練習で撮った雪の写真が
載ってたんですけど…
どういうことですか?」



光輝がそう言うと不思議そうに
首をかしげた。



けどすぐに、



「あぁ!あれか!
そっか…だからわざわざ来たのか…」



「渡部さん」



すごい低い声の光輝。



あたしでさえ怖い。



「そんな怖い顔するなよ。
初めてだな、お前が俺にそんな顔するの。
そんなに雪ちゃんが大事か?」



「そ、そんなこと今はいいんです。
質問に答えてください」



ちょっと赤くなった光輝。



ちょっと嬉しいかも…。



「分かった分かった。…結論から言う。
雪ちゃんをSevenの専属モデルにしたい」



「渡部さん!?」



専属モデル…。



「滝からもスカウトされたんだろ?
今さら驚くな」



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