Seven...YUKI


「あぁ~もう。お前いきなり
話しかけんなよ!
驚くことわかんねぇのかよ」



あたしの体をさすりながら
高嶋に怒鳴る光輝。



ってか…なんで高嶋が…。



「あぁ~…悪い。それより、雪?
何が食べたい?俺何でも作るぞ」



「別に…」



光輝の方を向いて横になった。



高嶋苦手だもん…。



山村じゃ長いからとか言って
勝手に呼び捨てにされてるし…。



学校でもいつも付きまとってきて
正直迷惑。



「雪。
何か食べないと栄養が足らないから…」



「いい。高嶋には関係ない」



布団を頭までかぶった。



「はぁ…。おい山村。
キッチン借りるぞ」



「あぁ、お好きに…」



部屋から出て行った高嶋にほっとし、
ふとんから顔をだすと光輝が
立ち上がろうとしてた。



そんな光輝を見て思わず掴んだ
光輝の服。



「…雪?」


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