Seven...YUKI


「は~い」



脱衣所へ行きタオルを準備。



「雪?」



「ん?…え」



呼ばれて振り返るとあたしに向かって
両手を開いてる光輝。



「おいで」



ん?…ま、いっか。



疑問に思いながらも光輝の腕の中に
飛び込んだ。



「雪~!!」



ぎゅーっとあたしを抱きしめる光輝。



「あははっ、光輝どうしたの?」



「…なんか、さっきの雪
奥さんみたいだったから」



「奥さん?」



「だから抱きしめたくなった」



なんじゃそれ。



「意味分かんない。
早くお風呂入りなよ~…光輝の体冷たい」



「あ、悪い。じゃあ入ってくる」



あたしからさっと離れてジャケットを
脱ぐ光輝。



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