Seven...YUKI
「はい、どうぞ」
あたしは光輝にタオルを渡して
脱衣所から出た。
「メリー☆クリスマース!!!」
パンパンパン
クラッカーの音が部屋中に響いて、
色とりどりの飾りが飛び出る。
「あ~あ、お前何してんだよ」
「だって~。買い物行ったら
もらっちゃったんだもん。
もったいないし使わないと、はい」
差し出したクラッカーを手に取ると
眉間にしわを寄せながら
クラッカーをひく。
「…メリークリスマス」
パンパンパン
「あぁ!!うるせぇ!!」
「もう…光輝ってこういうの嫌いだよね」
広がった飾りをかき集めながら言った。
「別に嫌いじゃないけど…
部屋の中でやるのが許せないんだよ!
パーティーならまだしも…」
「はいはい。分かったから。
早く食べよ?」