Seven...YUKI


お店で見かけた時すぐに決まった。



光輝のイメージにぴったりだったし
似合うと思ったから。



「そうだな…ありがとう」



光輝はそう言いながらキスをしてきた。



「…光輝…あの…ケー…んっ…」



「何?」



ケーキ食べようって言うつもりだったのに
光輝はキスを止めようとしない。



苦しい…。



まだこんなキス慣れないから…
息がうまく出来ない…。



「はぁ…あの…ケーキ…」



「ケーキ?」



「うん…あっ…んんっ…」



あたしが必死に抵抗しても光輝の
力には適うはずもなく、
いつも以上に深いキスをしてくる
光輝に流されるしかなかった。



けどその時、



ピーンポーン…



いきなり鳴ったチャイム。



「あ、誰だろ!?」



「痛っ!!」


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