Seven...YUKI


キスに夢中だった光輝を勢いよこう
突き飛ばし玄関へ走った。



助かった~!



呼吸を整え、玄関のドアを開けた。



そこには耳にジャラジャラピアスをつけ、
がっつりメイクをして派手な格好の
女の人が立っていた。



黙ってあたしを睨むその人。



「あの…」



誰かな…あたしは知らないけど…。



光輝の知り合い?



しばらく黙ってあたしを睨んだその人は
勝手に部屋にあがってきた。



「あの!!ちょっと…」



バンッ!!!



勢いよくリビングのドアを開けて
入っていった。



えぇ!?ちょっと!!



あたしは驚きながらもその人が
脱ぎ散らかした靴をそろえ、
急いでリビングに向かった。



「あの!!すいません!
勝手に入られると困るんですけど!!」



部屋に入るとなぜかえらそうなその人。



あたしを見つめてきた。



「…誰?あんた」

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