Seven...YUKI
「雪!?」
あたしにつられて光輝も一緒に
座り込んだ。
「…大丈夫…か?」
さっきとは違い優しくおだやかな声。
瞳って…元カノ…だよ…ね。
あの人が…元カノ?
無言のままうつむくあたしを
抱きしめる光輝。
「…ごめんな雪。…ごめん…」
「ふっ…ぐすっ……」
「…分かってると思うけど…あいつ、
元カノだよ…」
光輝の言葉に泣きながらうなずく。
「でも!…別に俺が呼んだわけじゃ
ないから…」
「…わっ……分かってる…」
…そんなの分かってる。
光輝がそんなのするはずないし…
する必要も分からない。
「ごめん…本当にごめん…」
泣き続けるあたしに必死に謝り
続ける光輝。
クリスマスなのに…好きな人と過ごす
クリスマスだったんだよ?