Seven...YUKI
楽屋をのぞくと座り込んでる光輝がいた。
「光輝?」
あたしが声をかけると顔をあげた。
「あの…どうかした?
なんで座り込んでるの?」
そう聞くとあたしの質問も無視して
驚いた顔をする光輝。
「なんで…学校は…」
「あぁ~…なんか渡部さんに
呼ばれちゃったんだよね?
急な仕事入ったからって」
「あっ……」
「光輝?」
「…雪…来て」
「え?」
「いいから来い」
命令してるのに弱弱しい光輝を
不思議に思いながらも光輝のそばに
しゃがむ。
あたしがしゃがんだ瞬間抱きしめた光輝。
「えっ…光輝っ…」
「…いいから…このまま」
あたしの髪を撫でながら強く抱きしめる。
何か…あったのかな…。