Seven...YUKI


「心配ないって。実際、お前の案の方が
良かったんだし…」



「案?」



「いや、まぁ…とにかく。
今日のことは何も心配いらないよ。
元カノのことも心配すんな」



光輝のその言葉だけで安心できた。










「はぁ~午前は楽しかったなぁ~」



「雪ちゃん着まわしの撮影好きだもんね」



「うん!だって、ストーリー仕立てに
なってるからなんか楽しいんですよね」



弁当をつつきながら言う。



「それにいつもと違って
演技も少しだけ出来るし…」



「演技もって…女優目指してるの?」



お茶を配る滝さんに聞かれたあたしが
答えるより早く、



「え!?雪、女優目指してんの!?」



と言いながら視線を弁当からあたしに
うつす光輝。



「別にそうゆうわけじゃないけど…」



「何?雪ちゃん女優に興味あるの?」



光輝の後ろにいきなり現れた渡部さん。


< 346 / 591 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop