Seven...YUKI


それを飲んだからいつもと違うの?



息も荒いし体も熱いし…
キスだって無理やりだった。



光輝に続いて体を起こしたあたしに
光輝は続ける。



「それで俺に瞳を抱かせようとしたんだ。
けど…媚薬の力で瞳抱いたって…
俺は雪が好きだから…瞳は…その
だめだし…復讐って言ったって…
そんなの無理だし…意味ないし…」



「あの…光輝?
何言ってるか全然わかんない…」



「…お前のために我慢したんだから…」



「…あたしのため?何が」



「後でちゃんと話すから
…今はキスさせて…ほんと頼むから…」



そう言いながらどさくさであたしを
押し倒す。



「いや…意味分かんないし…」



「分かんなくていいから…今は
俺の相手してれば…いいから…」



相手って…ちょっと!



またキスしてこようとする光輝を
阻止するため手をはさみ、



「やっ…ちょっ…無理!
息続かないの…気失いそうだしっ」



「じゃあ軽くするから…」



「そういう問題じゃ…」



「まじでほんと…お前媚薬の力
知らないからそんなこと言えるんだよ?
本当に俺…今限界っ…」

< 363 / 591 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop