Seven...YUKI


「媚薬って…そんなすごいの?」



光輝じゃないみたい…
媚薬のせいでこんなになっちゃうの?



「…お願いだからその手どけて?」



「嫌!早く降りてよ!」



口をふさいだまま光輝の下で抵抗。



「雪!!…別にヤろうって
言ってるわけじゃないんだから!
そんなことしないから…
キスだけだから!」



「何それ…あたしとは
したくないってこと?」



今の言葉はちょっとムカつく。



「そうじゃなくて…ほら…
ってか…まじやばいんだから…」



「ほらって何?教えてよ。
あたしとはしたくないんでしょ!」



「違うから…早く手どけて…。
じゃないと…ほんと…襲うぞ…」



あたしの上にまたがって
息をきらしながらも手をどけようと
する光輝。



「もうどっち!?したいの?
したくないの?はっきりしなよ!」



「だから!今はしないっつってんじゃん!
…あぁ~…やばいやばい…」



「ねぇ…どっち?」



手をどかすことに必死な光輝を見つめた。



「…だからさ…?雪とはそういうこと…
まだだから…媚薬とかの勢いで
したくないじゃん…」

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