Seven...YUKI

「え…」



「雪は昔ひどいめにあってんだし…
それなのに…俺まで無理やりしたくない…
だから、キスまでで止めるから手どけ…」



「…別に…光輝なら…」



「あ？」



「光輝なら…無理やりでも…
嫌じゃないよ？」



そう言うと少しあたしを見つめて、



「嫌」



と言ってキス。



「…んんっ…ん…」



「…俺は嫌」



…光輝？



「雪のこと本気で好きだから…
無理やりするのは…絶対嫌。
ちゃんと普通の状態で…抱きたい…」



抱きたいって…。



そう言った光輝は恥ずかしくなったのか
あたしから目線をはずした。



そんな光輝の頬に触れ、引き寄せてキス。



「え…」



目を丸くして顔を赤くする光輝。



「光輝…真っ赤。
今日の病院の時みたい…」