Seven...YUKI
って…気付いてんじゃん!!
なのにそんなこと言って…。
「ばかっ!」
そう叫んで部屋から出ていった。
「うー…ひどいよ…」
あの顔は…絶対あたしの反応見て
楽しんでる…。
ひどい光輝!
不機嫌なまま光輝と一緒に仕事に行く。
バイクから降りてスタジオに
向かおうとしたあたしは
光輝が立ち止まってるのに気がついた。
「…こ…うき?」
あたしの言葉でびくっとする。
「…大丈…夫…?」
「あ~…大丈夫…」
ほっぺを叩いた光輝は足を動かした。
それを確認してあたしもスタジオに
入る。
やっぱり…気にしてるのかな。
そりゃ気にするよね…元カノだし。