Seven...YUKI
そう思いながらもスタジオの中に入る。
「おはようござ…」
「かわいい~~!!!!」
え?
スタジオの中に入るとそこに人だかり。
「なんだろう…光輝何か聞いてる?」
「いや…俺は何も…」
そう言いかけて背伸びをした光輝。
「香奈さん?」
「うそ!香奈さん?」
あたしは思わず人をかきわけて
中に入った。
輪の真ん中につくと車いすに座って
赤ちゃんを抱えてる香奈さんと、
その横で笑ってるお兄さん。
「あっれ~!!光輝に雪ちゃんじゃん」
「こんにちわ!香奈さん
どうしたんですか?」
「早くSevenのみんなに赤ちゃん
見せてあげたくて!
先生にお願いして来ちゃった」
そう言って腕に抱いている赤ちゃんを
見つめた。
「そういえば名前…
聞いてなかったですよね?」
「あぁ、名前?
歌に音で歌音(かのん)」